現在、電子カルテの普及率は一般病院でおよそ6割台、一般診療所でおよそ5割台とされています。​
厚生労働省も、医療DXの推進や標準型電子カルテの整備を進めており、、2030年頃までに電子カルテの導入を進めていく方針を示しています。

一方で、少人数で外来診療を支えるクリニックでは、「導入コストが心配」「運用が難しそう」といった不安から、電子カルテ導入まで踏み切れないケースも少なくありません。

しかし、紙カルテではカルテ準備や転記の手間が多く、外来が混み合う時間帯にはどうしても業務が滞りやすくなります。

そこでおすすめなのが、診察から会計までを一体で管理できるクリニック向け電子カルテです。​
今回は、弊社で取り扱っている HOPE LifeMark‑SX を例に、無床クリニックでの「電子カルテの活用シーン」をご紹介します。​

1.受付から会計までスムーズ

LifeMark-SX は、受付情報・問診内容が自動でカルテに反映され、診療内容は会計まで連動します。
紙カルテで発生しやすい“カルテ探し”や“転記作業”が減ることで、患者さんの待ち時間を短縮しやすくなる設計となっています。

2.限られたスペースでも導入しやすい

クラウド型で運用できるため、紙カルテ棚やサーバー室の確保が不要となり、初期費用をも抑えやすいのが特徴です。

・紙カルテの保管スペースを削減
・サーバー機器の設置が不要
・増築やレイアウト変更を最小限にしつつ導入できる

といった「省スペース・省コスト」での運用が可能です。（導入構成により異なります）

3.診察のスピードと安全性が向上

診療科別テンプレートやセットオーダー、禁忌薬・重複投薬チェックなどが利用でき、入力の負担軽減と安全性向上に役立ちます。（利用可能な機能は契約内容により異なる場合があります）

4.外来のピーク時間帯の“滞留”を減らせる

無床クリニックでは、午前中など特定の時間帯に患者さんが集中し、受付や診察が一気に混み合うことがよくあります。​
予約・問診システムと電子カルテを一体的に運用することで、来院傾向の把握やスタッフ配置の見直しがしやすく、ピーク帯の混雑対策にもつながります。

5.在宅診療・往診にも対応しやすい

外来と在宅診療・往診を兼ねるクリニックの場合、院外でカルテを参照できないと、メモを持ち帰って後から入力するなど、二重管理になりがちです。​
モバイル対応を利用すれば、訪問先でもカルテ参照・入力が可能となり、外来と在宅の情報を一元管理できます。

HOPE LifeMark-SX は、少人数で運営する無床クリニックが抱えやすい「待ち時間」「スペース」「入力負荷」「在宅対応」といった課題に寄り添い、毎日の診療が滞りなく進むよう支える電子カルテです。​

電子カルテへの移行や既存システムの見直しをご検討の際は、自院の業務フローにあう運用方法も含めて、東日本サポートセンターまでぜひ一度ご相談ください。